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苦集滅道 波羅蜜と輪廻

「波羅蜜」とはなにか

縁あってインドに行って参りました。

般若心経をこうして、述べられることは大変光栄です。
こうして般若心経についてお話させていただけるというのは本当にありがたいことなのです。

般若心経から経営哲学の真髄まで題目が硬いものが多いです。
これは要するに経営も人生の中の一部です。つまり経営というのは仕事のやり方です。
それを人生に変えれば人生のやり繰り、生き方ということになるかと思います。
これは、毎日、されていることだと思います。

ですから経営哲学を人生哲学の真髄と変えれば何も経営と変えるだけで、ここを人生と変えれば、人生哲学、となります。
人生哲学とは何かといいますと、やはり私達、そして皆様に限らず人間生きていくために、せっかく生きていくのでしたら幸せに生きたいと言うことだと思います。
ところがこの世の中というのはどうも幸せに生きよう生きようと思うほど、不幸の方がついて周ります。
ひとつの不幸が解決するとまた次の不幸がやってくると、とめどもなくそういうことの連続でございます。そういうことを考えるとやはりそういう中で正しい生き方というのは、いつの時代も大切で、そして生きている限りにおいては幸せになるということを追求していくことが大切です。

これは何も現世の為では無いのです。
私はインドに行きました。
そうすると、インド人のガイドさんがつくのですが、インドのガイドさんというのはエリートです。
エリートというのは、本当に大変なのです。
デリー大学という日本でいうと東大を出たような人で、そこの日本語学科で、日本語が喋れなければ日本のガイドになれないわけです。

知って頂きたいことなのですが、インドという国は、本当に大きい国で貧富の差が大きいい国です。
そして、その貧富の差から、勉強する人としない人が多く出てきてしまう国です。
その中で日本語を学んでる方というのは、少なくとも日本から来るお客様を対応するというのはそれだけ大変に有意義な仕事ができると言うことなのです。
そういう、付加価値のお仕事ができるということで大変人気のある職種です。

その中で10年来私がずっとお付き合いしているガイドさんがいます。
この方はヒンズー教徒で、いついっても大変心が分かる方なんです。
そういう方と接してて、今回も12、3日の間にヒンズー教の方というのは来世を信じていることを痛感したのです。
日本人もだいぶ来世を信じる方が多くなって来られました。皆様にも信じる方そうでない方がいるかと思います。

まだ日本人というのは、どちらかというと、死んだら極楽へ行けるなんていうことを思っています。
極楽とんぼといいますか、大変幸せな考えを持っている人が多いと思います。
死んだら極楽へ行けるという考えを持ってますから、現世はどんなことをしたって、悪いことをしたって関係ないんだと、死んだら極楽へ行けるんだと、言うことなんだと思います。
悪いことをすれば地獄へ落ちます。
しかし、お前は地獄へ行くぞなんて言われるよりは、たとえ嘘でも極楽へ行けると言われたほうがいいわけです。

「輪廻」とは何か

ところがインド人というのは私たち日本人とは違い4000年来輪廻を信じてきています。
輪廻とは何かといいましたら、次も必ず生まれ変わるという考え方なのです。
そして前世において、いま生まれているところにおいて、良いことをして善行をした人は良いランクになれる。
悪いことをした人は悪いランクになる。
それが六道というものでつながっているのです。

地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天。
地獄絵を見て人間が頭で考えたと思ったら大きな間違えです。あの世に行けば必ずあるのです。そんなものは無いよということで、皆様がもしも行ってエンマ様が出てきたらどうするのですか。もうこれは大変なことです。
たとえば、死んだ後「私はいま、般若心経唱えなかったな。みんなが般若心経を唱えてる時に、こんなものはでたらめだと思ったな」とそういったことを、エンマ様がそっくりそのまま分かっているのですから、これは大変です。
だれも嘘はつけないのです。

インド人というのは輪廻を信じています。
すなわち、輪廻を信じなければならない社会環境になっているのです。
皆様の中には輪廻についてお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何故輪廻を信じなければならない社会環境になっているかといいますと、上は、バラモン、クシャトリヤ、バイシャ、スードラという、こういう4階級があるのです。
しかしさらに、その下にハリジャンといってカーストにも入れないアウトカースト達が2億人いるのです。

一番上のバラモンが一番偉い、次にクシャトリヤというのが武士とか政治を司どる人。
バイシャというのは庶民です。
スードラというのは上位3階級に仕えるようするに奴隷となっているのです。
ここまでは奴隷といえども4階級までは社会的なのです。
村で言えば村の中にいる「人」なのです。

ところが、先ほどもお話した通り、その下にアウトカーストといいそれ以外の下の人がいるのです。
それはもう人間ではありません。
日本人がこんなことを言うと、なんという差別かと思いますけど、インドという国はこれを4000年続けていますから差別という言葉は無いのです。
カーストというのは差別という言葉です。
インドでのカースト制というのはそう言ったことなのです。

16世紀にポルトガル人が、このインドという国は、ほかの国とは違うと感じたようです。皆様にも違いを感じる方が多いかと思われます。
何か階級制があるようだが分からないと思ったのでしょう。
それは名前がないようだからカーストという名前をつけたのです。
これは外国人が付けたのです。インド人はその中にどっぷりいますから、自分達はそんな差別をしているとは思わないのです。これが要するに輪廻というものです。
この社会にはいられないような路上をさまよっているのは、あれは前世に悪いことをした結果なのだというわけです。
子供を捕まえて、悪い事をするとあのようになるよと、言われる対象が近くにいるわけです。

先ほど皆様にお話したアウトカーストの人と、牛とが競合するのです。
牛、馬、犬とかです。
動物から始まって人間の下と競合しながらこういうふうになっている世界が現にインドにはあるのです。
その中での輪廻なのです。
そうなるとやはり心ある人は、やはり輪廻というのはあるのだということで、輪廻を信じているのです。
インド人は信心深いのです。
インドという国自体が信心深いとも言えます。

もし、皆様の中でインドに行かれたことがない方はぜひ行かれて下さい。
大変興味深い所です。特にベナレスはよいです。一度はインドに行かれるといいです。
インドというのは仏教の故郷ですし、インド、ネパールというのはお釈迦様の縁があるところです。
皆様や私達にとっても縁のあるところであると思います。

また、ヒンズー教では、私達や皆様に限らず人間に生まれたのが良いチャンスだと言っています。
ヒンズー教のバガヴァッド・ギーターは重要な聖典の1つです。
分かりやすい言葉で置き換えるならば、叙事詩ともいいます。
これは、サンスクリット語という古いインドの言葉で書かれた詩編なのです。
要するに戦争の叙事詩です。

皆様には初めてお聞きになる方が多いかと思われますが、ヒンズー教の神様であるクリシュナという神様がいます。
インドでは大変に人気がある神様です。
その神様と、主人公アルジュナ王子がお話しているのです。
そして、神様と一体化し、人間が様々なことを遂行していくこと、人間の生きる道を説いた話なのです。
インドではこのバガヴァッド・ギーターは大変重要視されています。

そして、いま述べたことは、まさに仏教そっくりなのです。
仏教は、なぜヒンズー教と違うかというと、階級制をやめたところです。
生まれながらにこんな階級があるのはいけない、とお釈迦様はいったのです。
ですから生まれながらにバラモンは無いんだということを言ったのです。
そして、努力してその人の行いによってバラモンになると、こういう形で見事な説法しているのです。

そして、ヒンズー教も仏教も何を言っているのかといいますと、ヒンズー教は私達や皆様に限らず人間として生まれたのがチャンスだと言っています。
このチャンスを生かして良いことを繰り返してけば必ず次の世代では皆様や私達に限らず人はもっと良いところに生まれると言うことを言っています。
そして、もっと良いことをすればこんな世の中では生まれていけない素晴らしい涅槃へ到達しきったところへいられる、という事を説いたのです。

私は、何回もインドに行っているからかもしれませんが輪廻は「ある」と思います。
たとえば、「ある」か「無い」かといわれた場合、皆様も輪廻はあると思った方がよいのです。
輪廻があると思った方が、これからの生き方が大変充実すると思います。
もし、無いと思っている方がいるとしたら、虚しいと思います。

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